最近見ている教養番組にハッとさせられることが多くて夢中になってみています。自分が思う面白いテレビ番組の傾向をつかむため、現時点で継続してみているテレビ番組を列挙してみます。
1.英雄たちの選択(NHK)
歴史上の人物が下した決断に対して専門家が集まって議論する番組。
専門家の先生たちの仮説やものの見方が面白くてなるほどなと思わせるし、自分ならどうするかと考えるのも楽しい。
歴史上の人物に対してのエピソードと解説がたっぷり1時間放送されるので、真剣に見ると歴史の授業受けた気分になるw
江戸川乱歩の回で探偵小説の人気について脳科学者の先生が言っていた考察の切り口が斬新で惚れた。(でも何を言っていたかを書き留めるのを忘れた)
司会の磯田先生の毎回のまとめが秀逸で、文系のプロの人の考察の威力をみた。
過去のエピソードがかなりあるので、最初から見てみたい。
2.100分de名著(NHK)
11月は「古今和歌集」についての回。
古今和歌集について解説する先生がとても楽しそうに話していて、年を重ねてもあんなに楽しそうに話せるのっていいよなと思った。
それと、伊集院さんの和歌に対する解釈や先生との掛け合いも見事で1回30分じゃ足りなく、もっと見ていたい。テキストもちゃんと買って予習復習している。
別れの歌と返しの歌を詠んだあとの感想が三者三葉の恋愛観で、和歌は奥深いなとしみじみ苦笑い。
どっちもNHKだったという共通点は横に置いて、2つの番組に共通することは、他の人が考える解釈や考察を知れること。自分も感じ取ったり考えたりできることかな。
他のテレビ番組(クイズとかバラエティとか)でも知見を得ることはあるけど、「専門家集団による考察」ってところもミソだと思うし、他の番組はノイズ(CMや素人意見や過剰なテロップとか)が多い気がして自分には合わないことがわかった。